包み方のポイント

キャンディやスナック菓子といった「バラものお菓子」を袋包装する際に気を付けるべきポイントをいくつかご紹介します。

商品の割れ欠け対策

バラものお菓子は、縦型ピロー包装機で包装します。商品を上から下に落下しながら包装するため、壊れやすい商品は割れ欠けに気を付ける必要があります。当社には商品の落下距離を短くした仕様の機械も揃え、割れ欠け対策を行っています。

シール部の噛み込み対策

お菓子には、シーズニングと呼ばれる味付け用の粉末調味料が付いていることがあります。お煎餅についている塩やサラダ味、胡椒味といった粉がシーズニングに該当します。シーズニングは包装時に、お菓子とは別のタイミングで落下してくることもあり、横シールする際に噛みこんでしまう恐れがあります。噛み込みを軽減するため、横シールする手前で一旦、シーズニングの落下を遮断する機構を加えています。

シール不良・しわ対策

充填量が500ｇ以上の重い商品、単重は軽いが嵩張る商品は、横シールの剥離やしわ（ダーツ）の発生の恐れがあります。 横シールの剥離の対策としては、シールする手前に商品の落下衝撃を和らげる機構を、しわ（ダーツ）の対策としては、横シール直前にフィルムを横方向へ広げる機構を加えます。

非食品包装への対応

シリカゲル・ペット用のトイレ砂・ペットフード（ドライペットフード）など、当社は非食品の包装実績も多くあります。基本的な包装ポイントは、食品包装と同じです。非食品包装特有の注意例として、シリカゲルは金属面に落下すると大きく弾む恐れがあるため、落下面にゴムシートを張るなどして包装時の弾みを抑える必要があります。

当社はこれまで多数の納入経験から、商品の特性により注意すべき点を把握しております。包装ポイントでご紹介したように、商品の割れ欠けを軽減する機構、嚙み込みや横シール不良の発生を抑える機構などを取り揃えております。

商品価値向上

油分を含む食品は酸化しやすいので、酸化を防ぐ目的で袋内へ窒素などの不活性ガスを充填しながら包装することが可能です。 開封しやすいようノッチ（切り欠き）を入れることも可能です。

豊富な包装形態

ジッパー付き袋、四面体のクワトロパック、小袋、連袋など包装形態のラインアップが多いのも当社の強みです。トップシール中央に穴を空けた吊り下げ式の形態（ヘッダー）や、底を平らにし自立性を持った形態など、貴社の仕様に合わせてご提案しますので、ぜひご相談ください。